突然、片耳だけ聞こえにくくなったり、耳鳴りやめまいを感じたりするような不快な症状はありませんか?
こうした症状は「突発性難聴」によく見られるものであり、早期に対処するかどうかで回復の見込みも変わります。
今回は、突発性難聴に多く見られる主な症状、原因、予防・改善方法をまとめてご紹介します。
■ 突発性難聴の多い症状とは?
突発性難聴では、以下のような症状が典型的に現れます。
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急激な聴力低下:朝起きたときやある瞬間、突然片側の耳の聞こえが著しく悪くなることがあります。
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耳の詰まり感・閉塞感:綿が詰まったような感じ、耳が塞がっているような圧迫感を覚える場合があります。
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耳鳴り:ジー、ザー、ブーなどの持続音や周期的な音が聞こえることがあります。
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めまい・ふらつき:内耳が影響を受けるケースでは、平衡感覚に影響し、回転性めまいや立ちくらみを伴うことがあります。
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症状の単独または複合:これらの症状が単独で現れることもあれば、複数重なって出ることもあります。
突発性難聴は、これらの異変が急に起きるのが特徴です。
しかも、症状の出始めには痛みや大きな予兆がないため、「なんだか耳の調子がおかしい」と感じたときにはすでに進行しているケースもあります。
■ 原因
突発性難聴の原因はひとつに絞られていませんが、多くの専門家によって以下の要素が関連すると考えられています。
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内耳の血流障害:内耳に栄養と酸素を運ぶ微小な血管に流れが滞ると、聴覚細胞がダメージを受けやすくなります。
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ウイルス感染・炎症:耳やその周囲にウイルスが侵入し、神経や内耳に炎症を起こすことが関係している可能性があります。
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自律神経の乱れ・ストレス:強い精神的ストレス、過労、睡眠不足などが自律神経に負荷をかけ、血管収縮や血行不良を招くことがあります。
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首・肩の筋緊張・血行不良:首や肩回りのこわばりや冷えがあると、頭部や耳周辺の血流が滞りやすく、内耳機能に影響を与えることがあります。
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生活習慣要因:不規則な生活、過度なスマホ・PC使用、姿勢の悪さ、冷えの放置などが複合的に影響することもあります。
これらの要因が重なって、突発性難聴が発症するリスクが高まると考えられています。
■ まとめ
突発性難聴は、急に起こる耳のトラブルですが、放置すると改善が難しくなるケースもあります。
特徴的な症状としては、急激な聴力低下、耳の閉塞感、耳鳴り、めまいなどがあり、原因は内耳の血流障害・ウイルス・自律神経の乱れ・筋緊張など複数要因の重なりが想定されます。
予防には、規則正しい生活、ストレスケア、首・肩のケア、姿勢改善、冷え対策が不可欠です。さらに、異変を感じたら早期受診が改善のカギとなります。
「はりきゅうルーム岳」では、あなたの体調や症状の背景を丁寧に見極め、鍼灸を通して根本からの改善を図るサポートをしています。耳の不調に気づいたら、ぜひお早めにご相談ください。





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