主訴
7年前から耳鳴り(キーン音)を発症。
耳鼻科を受診し検査を行いましたが、聴力は正常なため「何も問題がない」と言われました。
ストレスを感じると耳鳴りが強くなり、寛解と再発を繰り返していました。
1年ほど症状は落ち着いていたのですが、3ヶ月前から耳鳴りが強く鳴り止まなくなってしまいました。
最近、試験を受けるために勉強をされているのですが、夜が特に「キーン・ピリピリ」とうるさく集中できないとのこと。
また、リラックスしたい時にも耳鳴りが気になり落ち着かないため、耳鳴りを抑えたいと来院されました。
耳鼻科や精神科へ何件も受診しましたが、どこも同じ対応だったため、薬以外の方法である鍼灸、その中でも耳を専門的にみている当院に来院されました。
施術内容と経過
1回目
ストレスを感じると耳鳴りが強くなることから、メンタル面の施術を行いました。
ストレスが溜まりやすい方の特徴として背中のコリがあるため、首や肩のコリを緩めると同時に背中のコリも緩める施術を行いました。
2回目
一時的にですが耳鳴りが消える時間があり、勉強に集中できたとのことでした。
一方で、音が大きく感じる時間帯もあり、良くなっているのかわからない状態でした。
~4回目
施術を重ねるたびに耳鳴りが気になる時間が減り、音も小さくなっていきました。
リラックスできる時間も増えていき、落ち着いているとのことでした。
5回目
朝起きた時に音を感じる程度になっており、勉強にも集中できることから、ご自身の体調をみながら通院することになりました。
主に使用したツボ
心兪L 黒紋L 耳衝L
考察
今回は試験勉強が重なったことで突発的に身体にストレスが強くかかり、耳鳴りが発症したと考えられます。
急激なストレスは体の緊張、今回であれば首や背中のコリを引き起こし、それが耳への血流を悪くしていました。
原因が明らかで限定的だったこともあり、早期に耳鳴りを減らすことができました。
勉強に集中できるようになり、良い状態で試験に臨んでもらえるので嬉しく思います。
お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。
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