【コロナ後遺症はなぜ検査で異常が出にくいのか】

コロナ後遺症で多くの方が感じる不安の一つに、「病院で検査をしても異常が見つからない」という点があります。

血液検査や画像検査で問題がないと言われる一方で、倦怠感や耳鳴り、めまい、のどの違和感などが続くと、「気のせいなのではないか」と悩んでしまう方も少なくありません。

しかし、検査で異常が出ないことと、体に不調が起きていないことはイコールではありません。

構造の異常と機能の異常の違い

一般的な検査は、臓器や組織に明らかな損傷や炎症があるかといった「構造的な異常」を見つけることを目的としています。一方、コロナ後遺症では、神経の働きや血流、自律神経のバランスといった「機能的な異常」が関わっているケースが多いと考えられています。

これらは数値や画像に現れにくく、検査では正常範囲と判断されやすい特徴があります。

そのため、症状があるにも関わらず原因がはっきりせず、不安を抱えたまま過ごしている方も多く見られます。

耳・鼻・喉の症状が長引きやすい背景

耳や鼻、のどは自律神経の影響を強く受ける部位です。

コロナ感染後、体が回復しきらない状態が続くと、自律神経の切り替えがうまくいかず、血流や神経伝達が低下することがあります。その結果、耳鳴りやめまい、のどの違和感などが慢性的に続くことがあります。特に、疲労やストレスが重なると症状が強くなることも多く、日によって状態が変わるのもコロナ後遺症の特徴の一つです

まとめ

コロナ後遺症は、検査で異常が出にくい「機能の不調」が背景にある場合があります。

異常なしと言われても、つらさを我慢する必要はありません。体の回復力を高め、自律神経や血流のバランスを整えていくことで、症状が変化していくケースもあります。

耳・鼻・喉の不調やコロナ後遺症でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

この記事の執筆者

代表 大石 竜也 
はりきゅうルーム岳 代表
国家資格:はり師・きゅう師(国家資格)
アスレティックトレーナー(国家資格)
JSメソッド認定鍼灸師
Re Voiceメソッド認定鍼灸師
「耳鼻科のお役立ち情報ブログ執筆中」▶︎note

はりきゅうルーム岳 代表として臨床の最前線に立ちながら、YouTubeチャンネル登録者数50万人超の発信活動も統括。
科学的根拠と臨床経験に基づく独自メソッド「JSメソッド」「Re Voiceメソッド」の認定鍼灸師として、耳鼻科領域の施術に取り組んでいる。

医師監修

黒崎 成男先生
所属学会 資格:
日本精神神経学会専門医・指導医
日本栄養精神医学会 ▶︎Quora

はりきゅうルーム岳 博多院