「耳が詰まった感じが取れない」「音がこもる」「自分の声が響く」
──そんな不快な耳詰まりの原因は、実は耳の中だけではありません。
首や肩、顎まわりの筋肉のこりが血流や神経を圧迫し、耳の通気(耳管)を妨げてしまうことが多いのです。
今回は、「耳鼻科専門GAKU鍼灸院〜こころ整骨院グループ〜」の公式チャンネルでも紹介されている、耳詰まりに効果的なセルフを2つご紹介します。
■ 耳詰まりの原因となる「こり」
耳の奥には「耳管(じかん)」という、耳と鼻をつなぐ細い管があります。
この耳管がしっかり開閉することで、鼓膜の内外の気圧を調整し、聞こえを保っています。
しかし、次のような要因で耳管の働きが悪くなると、耳詰まり感が起こります。
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首や肩のこり:長時間のスマホ操作やデスクワークで前かがみの姿勢が続くと、首筋の筋肉が硬くなり、耳の血流が滞ります。
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顎の緊張:噛みしめや歯ぎしりの癖がある人は、耳のすぐ横にある顎関節がこり、耳まわりの神経や筋肉を圧迫します。
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自律神経の乱れ:ストレスや睡眠不足で交感神経が優位になると、耳の働きが低下しやすくなります。
■ 耳詰まりに効くストレッチ
耳詰まりを感じたら、耳のまわりや首・顎の緊張をゆるめるストレッチを取り入れましょう。
ここでは、「耳鼻科専門GAKU鍼灸院〜こころ整骨院グループ〜」のチャンネルで紹介されている中でも、簡単で続けやすい2つを紹介します。
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首まわりの筋肉をゆるめるストレッチ
背筋を伸ばし、右手で頭を持ってゆっくり右に倒します。
左側の首筋(胸鎖乳突筋)が伸びているのを感じながら10秒キープ。反対側も同様に行います。
これにより耳の後ろを通る血流が改善し、耳管の通りが良くなります。 -
あごゆるめストレッチ
軽く口を開け、「あー」「いー」と発声するように顎を大きく動かします。
次に、舌を上あごにつけて5秒キープ→力を抜く、を3回繰り返します。
顎関節まわりの筋肉をほぐすことで、耳の中の空気の流れがスムーズになり、こもり感を軽減します。
どちらも無理をせず、呼吸を止めないことがポイント。お風呂上がりなど体が温まったタイミングで行うのがおすすめです。
■ まとめ
耳詰まりは耳の奥だけでなく、首・肩・顎のこりや自律神経の乱れが深く関係しています。
日頃からストレッチを取り入れることで、耳のまわりの血流やリンパの流れが整い、耳詰まりの予防にもつながります。
はりきゅうルーム岳では、鍼灸によって耳まわり・顎・首・肩の筋肉をゆるめ、耳の機能を支える自律神経や血流のバランスを整える施術を行っています。
薬では届かない「体の内側」から耳を整え、スッキリとした聞こえを取り戻しましょう。
――耳の違和感を感じたら、早めのケアが改善の第一歩です。





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はりきゅうルーム岳 博多院でございます。