「飛行機に乗ったあと耳が詰まった感じが続く」「自分の声が響いて聞こえる」「耳がこもる」――
このような症状が長く続く場合、**耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)**の可能性があります。
耳管狭窄症とは、耳と鼻をつなぐ細い管である「耳管(じかん)」の通りが悪くなり、鼓膜の内外の気圧がうまく調整できなくなる状態です。
耳管は本来、飲み込む動作などで一時的に開き、耳の中の空気を入れ替える働きをしています。
しかし、その開閉がスムーズに行われなくなると、耳の奥に圧がかかって詰まりやこもり、軽い難聴のような感覚が現れることがあります。
特に、風邪やアレルギー性鼻炎のあと、または季節の変わり目などに症状が出やすい傾向があります。
■ 原因
耳管狭窄症の原因は一つではありません。主に次のような要因が関係しています。
-
鼻や喉の炎症
風邪や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などにより鼻の奥が腫れると、耳管の出口がふさがれやすくなります。 -
気圧の変化
飛行機や山登りなど、高低差による急な気圧変化でも耳管が正常に働かず、一時的に狭窄が起こります。 -
筋肉や姿勢の問題
長時間のデスクワークやスマートフォン操作によって、首・肩・顎の筋肉がこると、耳周囲の血流が悪化し耳管の働きにも影響を与えます。 -
ストレスや自律神経の乱れ
耳管の開閉には自律神経が深く関係しており、精神的なストレスや睡眠不足などでも耳詰まりを感じやすくなります。
このように、耳管狭窄症は「耳の病気」でありながら、体全体のバランスとも密接に関係しています。
■ 一般的な治療法
耳鼻科での治療は、まず原因の特定から始まります。
鼻炎や副鼻腔炎が原因であれば、炎症を抑える薬(抗アレルギー薬やステロイド点鼻薬)を使用します。
また、耳管の通気を改善するために「耳管通気法」と呼ばれる処置を行うこともあります。
これは、専用の器具を使って耳管に空気を送り込み、通りをよくする方法です。
一時的にスッキリする方も多いですが、再発を防ぐには体のバランスを整えるケアも大切です。
最近では、首や肩、顎まわりの筋肉をゆるめるリハビリやストレッチを取り入れるケースもあります。
耳のすぐ横には顎関節や首の筋肉があり、これらの緊張を緩めることで耳管の働きが回復しやすくなります。
■ まとめ
耳管狭窄症は、放置すると慢性的な耳詰まりや音のこもり、耳鳴りなどの症状を引き起こします。
耳だけの問題に見えて、実は全身の血流・姿勢・自律神経が関係しているため、早めの対処がとても重要です。
はりきゅうルーム岳では、耳まわりや顎・首・肩の筋肉のこりを和らげ、耳の機能を支える自律神経や血流のバランスを整える施術を行っています。
薬では届かない「体の内側」から耳の働きをサポートし、耳詰まりやこもり感の改善を目指します。
「耳が詰まったように感じる」「声がこもる」という方は、ぜひ一度早めにご相談ください。
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