主訴
2019年5月、自分の声が響く「自声強調」が起きていることに気づきました。
病院を受診したところ「耳管開放症」と診断されました。
前屈や歩行時は響かないものの、仕事中は聞き分けづらくて気になる時間が多いとのことでした。耳閉感もありました。
発症した年の初めに体重が7kg急減少しており、そのことが発症の一因ではないかと考えていました。
当院が耳鼻科専門であることに魅力を感じ、来院されました。
施術内容と経過
1回目
首肩こりを解消することで、耳への血流増加を狙いました。
触診の結果、首こりは顎の緊張から来ていることが分かったため、鍼と整体を用いてアプローチしました。
~3回目
2回目には変化はまだ見られませんでした。
3回目には前回の施術後、首肩こりが軽減し、自分の声が響く感じが減ったとのことでした。
~7回目
耳の閉塞感が減りました。
初回から引き続いて、顎と首のこりを取る施術を継続しました。
~9回目
8回目には自声強調は消えました。
耳閉塞感も減ってきています。
9回目には良い状態を維持できており、施術終了としました。
主に使用したツボ
合谷R 心癒R 顎緩
考察
耳管開放症になると、自分の声が響く現象(自声強調)が起きます。
優先的にやるべきは、首肩こりを取り、血流を促し、回復へ導くことです。
この症例の場合、顎の緊張が強く、それが首肩こりを引き起こしていることが分かりました。
初回の段階でその事実に気が付き、施術を重ねられたことが、早い改善につながったと考えられます。
お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。
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