顔面神経麻痺になる前や発症した直後に、「耳の奥がズキズキ痛む」「耳の周りが痛い」といった症状を感じる方がいます。
顔の動きとは関係なさそうに思えるため、最初は耳の病気だと思う方も少なくありません。
しかし実際には、この耳の痛みが顔面神経麻痺の前触れとして現れることもあります。
特に耳の奥や耳の後ろあたりに痛みを感じるケースが多く、数日後に顔の動きに違和感が出てきて顔面神経麻痺に気づくということもあります。
すべての方に起こる症状ではありませんが、顔面神経麻痺では比較的よく見られる症状の一つとされています。
【なぜ耳の奥が痛くなるのか】
顔面神経は、耳の奥にある「内耳道」という細い通り道を通り、さらに「顔面神経管」と呼ばれる骨のトンネルの中を通って顔へ向かいます。
この通り道はとても狭く、神経の周囲にはあまり余裕がありません。
顔面神経麻痺では、ウイルス感染や炎症などがきっかけとなり、神経が腫れることがあります。
神経が腫れると、この狭い骨のトンネルの中で圧迫されやすくなり、その刺激が痛みとして感じられることがあります。この痛みが耳の奥や耳の後ろに現れることがあるため、「耳が痛い」と感じる方が多いのです。 また、耳の周囲には顔面神経の枝が分布しているため、神経の炎症によって耳周囲に違和感や痛みが出ることもあります。このような症状は顔面神経麻痺の初期に見られることがあり、神経の変化のサインとして現れる場合もあります。
【予防・改善方法】
耳の痛みがある場合は、無理に触ったり強くマッサージしたりすることは避けた方がよいとされています。
炎症が起きている可能性もあるため、過度な刺激は症状を悪化させることがあります。まずは体をしっかり休めることや、疲労やストレスを溜めないことも大切です。 また、顔面神経麻痺では神経の回復環境を整えることが重要とされています。首や頭部の筋肉の緊張が強い状態が続くと血流に影響し、神経周囲の環境にも影響を与えることがあります。そのため、首や頭部の循環を整えるケアも回復のサポートにつながる可能性があります。 鍼灸では顔周囲だけでなく、首や頭部、全身のバランスを整えることで血流を改善し、神経の回復環境を整える施術を行っています。
【まとめ】
顔面神経麻痺では、顔の筋肉の動きだけでなく、発症前や初期に「耳の奥の痛み」として症状が現れることがあります。これは顔面神経が耳の近くを通っていることや、神経の炎症や圧迫が関係して起こると考えられています。
もし耳の奥の痛みとともに、顔の動きに違和感を感じる場合は、早めに専門医へ相談することが大切です。
顔面神経麻痺は早期対応が回復に影響することもあるため、気になる症状がある場合は早めの対応をおすすめします。お困りの症状がある方は、お気軽にはりきゅうルーム岳までご相談ください。





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