顔面神経麻痺 減加術とは?

こんにちは。はりきゅうルーム岳 博多院です。

「病院で顔面神経減圧術(減加術)という手術を勧められたけれど、受けるべきか迷っている」「手術と聞いて急に不安になってしまった」とお困りではありませんか?

顔面神経麻痺の治療を調べていくと目にする「減圧術(減加術)」。選択肢として提示されても、どんな手術なのか、本当に必要なのか分からず悩んでしまいますよね。

今回は、顔面神経麻痺の基本から「減加術(減圧術)」の仕組み、受けるべきかの判断ポイントまで分かりやすく解説します。

顔面神経麻痺とは?

症状の該当箇所のイラスト

顔面神経麻痺とは、顔の表情を作る筋肉(表情筋)を動かす「顔面神経」に障害が起き、顔の片側が思い通りに動かなくなる状態です。

主な原因は、疲労やストレスなどをきっかけに体内に潜伏していたウイルスが再活性化し、耳の奥を通る神経に炎症を起こすことです。(ベル麻痺やハント症候群など)
神経に強い炎症が起きると、脳からの指令が顔の筋肉に伝わらなくなり、まぶたが閉じない、口角が下がるといった症状が現れます。

通常は発症直後からステロイド薬などの薬物療法を行いますが、麻痺が非常に重度な場合に検討されるのが「減加術(減圧術)」です。

減加術(減圧術)とは?

「減加術」とは、正式には「顔面神経減圧術(がんめんしんけいげんあつじゅつ)」と呼ばれる外科手術のことです。

顔面神経は、耳の奥にある「顔面神経管」という細い骨の骨洞(トンネル)を通って顔へと向かっています。ウイルスなどの炎症によって神経が激しく腫れると、固い骨のトンネルの中でギューギューに圧迫されてしまい、神経の線維が途絶えたり壊死したりしてしまいます。

そこで減加術では、耳の後ろを切開して顔面神経管(骨のトンネル)を削り開き、腫れた神経への圧迫を解放(減圧)してあげます。
トンネルの壁を取り払うことで神経の血流を再開させ、神経の壊死を防いで回復を促す目的で行われます。

やる?やらない?

では、この減加術は「やるべきなのか?やらないべきなのか?」迷った際の判断ポイントをお伝えします。

発症からの時期と検査結果

減加術は「発症から2週間〜1ヶ月以内」の早期に行うことで効果が期待できる手術です。

病院での電気生理学的検査(ENoG検査)で「神経の変性率が90%以上」といった重度の麻痺と診断された場合に適応となります。

時期が過ぎている場合や、麻痺が軽度〜中等度の場合は適応外となることが一般的です。

手術のメリットとリスクの理解

手術を受けることで神経の壊死を防ぎ、将来的な後遺症のリスクを軽減できる可能性があります。
一方で、全身麻酔での手術であることや、術後の味覚障害・めまい・傷痕などのリスク、また「手術をすれば100%元通り治る」という保証ではない点も理解しておく必要があります。

まずは主治医と検査結果をしっかり確認し、リスクとリターンを納得いくまで相談することが大切です。

まとめ

  • 施術の写真
  • 施術の写真

顔面神経麻痺の減加術(減圧術)は、重度の麻痺に対する有効な治療選択肢の一つですが、手術を受けるかどうかにかかわらず、最終的に顔面神経を修復させて回復へと導くのは「自分自身の血流量と自己治癒力」です。

手術の選択で悩まれている方や、術後・薬物治療後の回復をさらに早めたいという方は、ぜひ鍼灸(しんきゅう)施術も選択肢に入れてみてください。

当院(はりきゅうルーム岳 博多院)では、首や耳の周りの深層にあるコリに鍼でアプローチし、顔面神経への血流量を極限まで高める専門施術を行っています。

血液から十分な酸素と栄養が届くことで、神経の修復スピードは格段に上がります。当院の公式YouTubeチャンネルでも顔面神経麻痺のセルフケアを詳しく発信しておりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

どのようなお悩みでも、いつでもはりきゅうルーム岳 博多院にご相談ください。
あなたが笑顔を取り戻せるよう全力でサポートいたします!

この記事の執筆者

代表 大石 竜也 
はりきゅうルーム岳 代表
国家資格:はり師・きゅう師(国家資格)
アスレティックトレーナー(国家資格)
JSメソッド認定鍼灸師
Re Voiceメソッド認定鍼灸師
「耳鼻科のお役立ち情報ブログ執筆中」▶︎note

はりきゅうルーム岳 代表として臨床の最前線に立ちながら、YouTubeチャンネル登録者数50万人超の発信活動も統括。
科学的根拠と臨床経験に基づく独自メソッド「JSメソッド」「Re Voiceメソッド」の認定鍼灸師として、耳鼻科領域の施術に取り組んでいる。

医師監修

黒崎 成男先生
所属学会 資格:
日本精神神経学会専門医・指導医
日本栄養精神医学会 ▶︎Quora

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