「顔の片側が動かない」「まばたきができない」「口角が下がってしまう」──
こうした症状が突然現れるときに考えられるのが**顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)**です。
顔面神経は、表情を作る筋肉を動かすほか、涙や唾液の分泌、味覚や聴覚にも関わる大切な神経です。
その働きに障害が起こると、表情が左右非対称になったり、音が響いたり、味覚が鈍くなるといった症状が現れます。
顔面神経麻痺は突然発症することが多く、早期のケアが回復に大きく関わります。
顔面神経麻痺の種類
顔面神経麻痺は、大きく分けて中枢性と末梢性の2種類があります。
■ 中枢性顔面神経麻痺
脳梗塞や脳出血など、脳内の神経経路に障害が起こるタイプです。
主に顔の下半分だけが動かしづらくなり、額のしわ寄せやまばたきは比較的保たれます。
手足のしびれや言葉のもつれを伴う場合が多く、緊急の医療対応が必要です。
■ 末梢性顔面神経麻痺
脳から出た後の顔面神経が障害を受けて起こるタイプです。
顔の片側全体が動かなくなり、額や目、口まわりにも症状が現れます。
代表的なものとして「ベル麻痺」「ラムゼイ・ハント症候群」「外傷性顔面神経麻痺」があります。
末梢性顔面神経麻痺の主なタイプ
-
ベル麻痺
もっとも多いタイプで、ウイルス感染や血流障害、冷えなどが関係していると考えられます。
突然片側の顔が動かなくなりますが、早期に治療を始めれば回復するケースも多いです。 -
ラムゼイ・ハント症候群
帯状疱疹ウイルスが耳の神経に再活性化して起こるタイプです。
耳の痛みや水ぶくれ、難聴、めまいを伴うことがあり、早急な治療が必要です。 -
外傷性顔面神経麻痺
交通事故や外傷、手術などで顔面神経が損傷して起こるタイプです。
ダメージの程度によって回復までの期間が異なり、長期的なリハビリや施術が必要となる場合もあります。
まとめ
顔面神経麻痺は、顔の動きや感覚をつかさどる神経が障害を受けて起こる症状です。
中枢性と末梢性では原因や症状の現れ方が異なり、特に末梢性は早期の対処が回復の鍵となります。
はりきゅうルーム岳では、鍼灸によって血流を促し、神経や筋肉の回復を助ける施術を行っています。
薬だけに頼らず、自然治癒力を高めるアプローチで再発しにくい体づくりをサポートしています。
早めのケアが、笑顔を取り戻す第一歩になります。
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