顔面神経麻痺になったら?

「朝起きたら片側の顔が動かない」「口元が下がって飲み物がこぼれる」「まばたきができない」──
そんな症状が急に現れたら、それは顔面神経麻痺のサインかもしれません。
放置すると後遺症が残る可能性もあるため、早めの対応が非常に重要です。
では、顔面神経麻痺になったとき、まず何をすべきなのでしょうか。

顔面神経麻痺になったら最初にやること

① まずは耳鼻科または神経内科を受診する

顔面神経麻痺の原因には、脳のトラブルが関係することもあります。
もし「手足のしびれ」や「ろれつの回りにくさ」を伴う場合は、すぐに病院を受診してください。
脳の異常が否定された場合、多くは「末梢性顔面神経麻痺(ベル麻痺など)」と診断されます。

② 発症から3日以内に治療を始める

顔面神経麻痺は発症からの時間が回復に大きく影響します。
病院では炎症やむくみを抑える「ステロイド」や「抗ウイルス薬」が処方されることが多く、
早期に開始することで回復率が高まります。

③ 顔を無理に動かさない

麻痺があると「動かそう」として顔をこわばらせがちですが、
神経が炎症を起こしている初期は無理な運動が逆効果になることも。
焦らず安静にし、冷えやストレスを避けましょう。

④ 血流を整えるケアを行う

首や耳まわりの血流が悪くなると、神経の回復も遅れます。
体を温め、姿勢を整え、血行を促すことが大切です。
鍼灸による施術も神経の回復サポートとして注目されています。

注意すること

顔面神経麻痺は自己判断や我流のリハビリが悪化の原因になることがあります。
症状が軽く見えても神経が深く損傷している場合もあるため、必ず専門家の指導を受けましょう。
また、お酒の摂取や睡眠不足は血流や神経の修復を妨げる要因となります。
特にアルコールは炎症を悪化させる恐れがあり、回復期には控えることが望ましいです。
睡眠は神経修復に欠かせない時間です。
夜更かしを避け、十分な休養を取ることで自然治癒力が高まり、回復を後押しします。

冷え、ストレス、疲労、飲酒、睡眠不足──
これらを避け、神経の回復環境を整えることが改善への第一歩です。

まとめ

顔面神経麻痺は、発症からの対応がその後の回復を左右する症状です。
早めに医療機関で診断・治療を受け、生活習慣を整えることが大切です。
はりきゅうルーム岳では、血流改善や神経の働きを整える施術を通じて、
顔面神経麻痺の早期回復と再発予防をサポートしています。

「顔の違和感を感じた」「笑顔が作りにくい」と思ったら、早めにご相談ください。

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